ブラティスラヴァ世界絵本原画展

昨日は涼しかったのと
学校が夏休みになる前に行っておきたい場所があったので
ギリギリな感じで行ってきました。
「ブラティスラヴァ世界絵本原画展 -絵本の50年 これまでとこれから-」
16072101.jpg 

毎年やってるみたいですが 今年初めて行きました。
雑誌で猫と暮らしている絵本作家のアトリエ特集みたいなのを見た時に
記憶に残っていたミロコマチコさんという方が準グランプリの金のりんご賞をお取りになったのと
過去50年の受賞作を振り返る企画ということで
酒井駒子さんの原画が見られることがわかったからです。
酒井駒子さんの絵本は「くまとやまねこ」しか持っていませんが
絵の雰囲気が大好きで原画を是非見たいとかねてより思っておりました。

うらわ美術館は高層ホテルの中にある小さな美術館でした。
子供たちが自由にお絵描きができる部屋もあって
そこには若い母親と幼い子供がけっこう遊んでいました。
終業式当日だからか小学生はまだあまりいなかったけど
夏休みの間は市内の小学生などは結構来るのかもしれません。
メインの展示室の方はあまり人がおらず閑散~
監視員の方と私だけという緊張する場面すら...(^_^;)
昨今の美術展はブームのように人が押し寄せて行列の間から絵を見るような
慌しさに気が重く、足が遠のいておりましたが
ここには冷たくて静かな時間がゆったり流れておりました。
(熱中症対策におススメ)

年代別に受賞作の原画が壁に数点ずつ額装されて飾られており
部屋の各所に配置された机の上に現物の絵本が自由に見られるように置いてありました。
過去50年といったら私の子供の頃と丸かぶりですが
私が読んでいたような絵本は一つもなかったわ。
うちの親 ディズニーとかわかりやすいのが好きだったからね。
どちらかというとここのはアート重視。

さて
お目当ての酒井駒子さんの展示は2005年に金牌を受賞した「金曜日の砂糖ちゃん」
16072103.jpg 

思いの外小さなこの絵本は原画も小さく
表紙のこの絵はなかったけれど
中身の三つのお話のそれぞれの1ページを見ることができました。
絵本の現物も座ってゆっくり読みましたが
これは電子化できるわけがない
紙の本ならではの美しさが散りばめられた本でした。
子供の顔がいわさきちひろの絵に似てますね。

酒井駒子さんの作品はもう1冊ありました。
「まばたき」
16072104.jpg 
ここに出てくる猫は酒井さんが飼っている猫ですね。
写真で見たことがあります。

時間の捉え方が大変哲学的に感じましたが
これが小学生向けとは...恐るべし今の小学生。
ダラダラしている時の自分に(いつもだよ)
戒めとして手元に置くべきかもと思いましたよ。

ちなみにここでは絵本は売っていません。
惜しいかなもはや絶版のものすらたくさんあります。
他にも猫が出ていそうな絵本が気になって中をめくってみたりしたのですが
思わず引き込まれてしまった絵本がありました。
16072105.jpg
「オホーツクの海に生きる」文・戸川文 絵・関屋敏隆
動物文学の第一人者 戸川幸夫の原作です。
一見地味で泥臭い感じでしたが
表紙に猫が沢山描かれていたので思わず手に取りました。
知床半島の番屋で漁網を鼠の害から守るために、極寒の冬の間ただ一人
十数匹の猫の世話をしながら小屋に籠る漁師の老人の物語です。
戦争や海や病に妻や子を奪われた老人の孤独と
過酷な自然との闘いが素朴で力強いタッチで胸に迫ります。
一匹の流された猫を助けるために凄絶な最期を遂げるところで物語は終わります。
実話に基づいた物語ということで
森繁久弥主演で映画にもなったようです。
1999年に金のりんご賞を受賞して、今は重版未定で中古でしか買えません。
絵本業界も厳しいんですね。

ミロコマチコさんの2015年の受賞作「オレときいろ」は
青い猫のオレと黄色の対比が鮮やかでエネルギッシュで
楽しい作品でした。
16072106.jpg 

絵本は子どものものならず。
ハッピーエンドだけじゃないってことは
大人の醍醐味かもしれないね。

16072107.jpg
オレときいろ。
ムサシと黄色い和紙です。
ご注文のひまわりとチワワの和紙絵を制作中です。
ワンコ難しい~



 155 クリックありがとう
にほんブログ村 猫ブログ 猫と一人暮らしへ
にほんブログ村

非公開コメント

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
応援しています。

東日本大震災・福島第一原発事故から5年が過ぎましたが、警戒区域や、飯舘村などの避難地域にはまだまだ沢山の命達が必死に生きています。給餌や保護に尽力されている個人ボラさんたちが2013年3月11日 福島県郡山市に開設したハウス型シェルター「福猫舎(ふくねこや)」
にご支援をお願いします!
猫たち

コジロー♂
11歳 白黒
しっかり者の兄ちゃん猫
プロフィール

nyakotomo

Author:nyakotomo
(ニャコトモ)♀
和紙で絵を描く和紙絵師
ムサコジ兄弟にひたすらお仕えする日々
和紙絵のギャラリー「猫と和紙の日々」

月別アーカイブ(タブ)
最新記事
検索フォーム
最新コメント
カテゴリ
リンク
FC2カウンター